- HOME
- レポート一覧
- ビジネス環境レポート
- 【1分解説】GDPデフレーターとは?
GDPデフレーターとは、名目GDPから物価変動の影響を取り除き、実質GDPを算出する際に作成される物価指数です。消費者の購入している財やサービスの価格を対象とした「消費者物価指数」、企業間で取引される財を対象とした「企業物価指数」、企業間で取引されるサービスを対象とした「企業向けサービス価格指数」などと並んで、わが国の物価動向を示す代表的な指標と言えます。
GDPデフレーターの長所はカバーする範囲の広さです。消費者物価指数や企業物価指数は、それぞれ家計や企業が購入する財やサービスについての調査で、対象範囲が限定されていますが、GDPデフレーターはGDPの構成要素である消費、設備投資、政府支出、輸出、輸入それぞれの価格を対象に含んでいるため、経済全体を対象とした包括的な物価指数と言えます。
一方、短所としては速報性に欠ける点が挙げられます。GDPデフレーターは四半期統計であるため月次の動向が把握できないことに加え、公表のタイミングも遅いことから、物価の動向をいち早く把握するには不向きと言えます。用途に応じて物価指数を使い分ける必要があります。
この解説は2024年7月時点の情報に基づいたものです。
新家 義貴
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。
- 新家 義貴
しんけ よしき
-
経済調査部・シニアエグゼクティブエコノミスト
担当: 日本経済短期予測
執筆者の最近のレポート
関連テーマのレポート
-
消費者物価指数(東京都区部・2026年2月) ~全国ベースでも2、3月にCPIコアは+2%割れへ。実質賃金もプラス転化が濃厚~
日本経済
新家 義貴
-
消費者物価指数(東京都区部・2026年1月) ~26年1月に全国CPIコアが+2%割れとなる可能性あり~
日本経済
新家 義貴
-
消費者物価指数(全国・2025年12月) ~26年2~3月に2%割れへ。4月以降は円安による食料品価格上振れリスクも~
日本経済
新家 義貴
-
消費者物価指数(東京都区部・2025年12月) ~食料品価格の伸びが鈍化。26年2~3月は2%割れの公算大~
日本経済
新家 義貴
-
消費者物価指数(全国・2025年11月) ~26年2~3月に2%割れが濃厚だが、円安による食料品価格上振れに要警戒~
日本経済
新家 義貴