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2026.06.05
日本経済
景気全般
景気指標(日本)
基調判断はギリギリで据え置き(26年4月景気動向指数)
~改訂値で基調判断が「改善」に上方修正される可能性あり~
新家 義貴
CI一致指数は2ヵ月連続で上昇
内閣府から公表された2026年4月の景気動向指数では、CI一致指数が前月差+1.1ポイントと2ヵ月連続で上昇した。内訳では、輸出数量指数などがマイナス寄与となる一方、投資財出荷指数や卸売業販売額などが押し上げ要因となり、全体としてはプラスとなった。4月の段階でも、イラン情勢悪化の影響が景気を大きく下押ししている様子は窺えない。供給制約や価格上昇の悪影響は一部で生じているものの、それが広く波及するという状況には4月時点でなっておらず、景気の緩やかな回復基調が続いていると判断される。
基調判断は据え置きだが、改訂値で「改善」に上方修正される可能性も
CI一致指数の基調判断は、3月に続いて「上方への局面変化」で据え置かれた。ただ、今回の判断は極めて微妙なラインだった。基調判断が「改善」へ上方修正されるためには、4月の「CI一致指数の3か月後方移動平均前月差がプラス」になることが必要だったが、結果はなんと「0.00」だった。マイナスではないがプラスでもないため条件は満たさず、基調判断は据え置きとなった。あと0.01でも上振れていれば上方修正だったわけで、まさにギリギリである。

なお、6月25日に公表される4月分改訂値において、CI一致指数が0.1ポイントでも上方修正されれば、基調判断は「改善」に上方修正されることに注意しておきたい。既に公表された統計の結果からみて、4月のCI改訂値で追加的に反映される「労働投入量」は押し上げ要因として働く可能性が高いことを考えると、CI一致指数の上方修正、ひいては基調判断の「改善」への上方修正の可能性は相応にあるとみておきたい。
新家 義貴
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一ライフ資産運用経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。