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- 10月ユーロ圏消費者物価
- 要旨
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- 10月31日に発表された10月のユーロ圏の消費者物価の速報値は、前年比+2.0%と前月の同+1.7%(前月速報時点の同+1.8%が確報で下方修正)から上昇率が再加速した。内訳は、前月の上昇率鈍化を主導したエネルギー価格(前月:同▲6.1%→今月:同▲4.6%)の下落率が縮小したほか、生鮮食品価格の上昇加速を背景に食料・アルコール飲料・たばこ価格(同+2.4%→同+2.9%)の上昇率が加速した一方、変動の大きい食料・エネルギー・アルコール飲料、たばこを除いたコア物価(同+2.7%→同+2.7%)は前月と同程度の上昇率にとどまった。 - 速報段階で入手可能なコア物価の内訳は、エネルギーを除く工業製品(同+0.4%→同+0.5%)の上昇率が僅かに再加速。高止まりが続くサービス価格(同+3.9%→同+3.9%)は、パリ五輪開催中の押し上げ剥落で前月に上昇率がやや鈍化したが、今月も同じ水準を維持した。細かい内訳は現時点で確認できないが、前月の上昇率鈍化は月毎の変動が大きいパッケージ旅行の大幅下落が影響しており、今月も前月並みの上昇率となったことからは、サービス価格の基調がやや鈍化してきている可能性が示唆される。国別の詳報からは、衣料品価格の上昇がコア物価の押し上げに働いた模様。来月以降は前年同月の上昇率鈍化の裏が出ることから、ヘッドライン・コア物価ともに上昇率が一段と再加速する公算が大きい。その後、来年に入ると再び上昇率が鈍化に向かう展開を予想する。 - 同日発表された9月のユーロ圏の失業率は6.3%と下方修正された前月から不変で、ユーロ圏発足以来の過去最低を更新した。南欧諸国を中心に人手不足が続いているが、PMIの雇用判断が増加・減少の分岐点である50を割り込み、労働需給の逼迫緩和が予想される。なかでも過去2ヶ月のドイツの雇用判断の落ち込みが大きい。過去の物価高を反映した高めの賃上げ妥結が続くなか、サービス物価の高止まりが続いているが、そうした状況にも徐々に変化が現れつつある。
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