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2024.06.13
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FOMCの24年金利予想はタカ派的も実態はハト派的 (24年6月11、12日FOMC)
~FOMC参加者はインフレ高止まりでも24年の利下げを予想~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 24年6月11、12日に開催されたFOMCで、FRBは予想通り政策金利であるFFレート誘導目標レンジを7会合連続で5.25~5.50%に据え置くことを全会一致で決定した。バランスシートの縮小継続を決定した。
- FOMC声明文で、景気、雇用判断は変更されなかった一方、インフレ判断が下方修正された。パウエルFRB議長は、「経済が堅調でインフレが持続する場合、適切な限り金利を維持する用意があり、必要な限り金利を据え置く」との考えを示した。
- 同時に公表されたFOMC参加者の経済・金利予測では、24年の利下げ回数が前回の3回から1回が適切との見方に修正され、市場予想の2回を下回るタカ派的な予想となった。しかし、24年10-12月期の高い実質GDP成長率予想が維持されたうえ、同期のPCEコアデフレーターの予想(+2.8%←+2.6%)が4月の実績(前年比+2.8%)と同水準まで上方シフトしたにもかかわらず、年1回の利下げが適切と予想されており、実態はハト派的な予想といえよう。
- 今後の金融政策に関して、PCEコアデフレーターが財価格の下落やサービスコアの緩やかな伸び鈍化により、前年比+2%に向けて緩やかに低下するとみられ、実質FF金利の上昇による景気下振れリスクへの警戒が徐々に強まろう。また、FOMC参加者の経済・金利予測で示されたPCEコアデフレーターの予測値は24年10-12月期前年同期比+2.8%と4月実績の前年比+2.8%と同水準であり、下振れる可能性が高い。また、失業率の予測値は4.0%と5月実績の4.0%と同水準であり、今後景気が減速するなかで若干ながら上回る可能性がある。このような環境のもと、FRBは9月のFOMCで漸進的な利下げを開始、24年に25bpの利下げを2回実施すると見込まれる。
グラフなど詳細につきましては本文をご覧ください。
桂畑 誠治
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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