消費者物価指数(東京都区部・24年5月)

~電気代大幅値上げで上昇率拡大。6、7月もエネルギー価格は一段の上昇に~

新家 義貴

要旨
  • 5月の都区部CPIコアは前年比+1.9%と、前月の+1.6%から上昇率が0.3%Pt拡大。事前予想通りでサプライズなし。
  • 再エネ賦課金単価の引き上げによる電気代の上昇が、CPI上昇率拡大の主因。電気代以外は大きな動きなし。コアコアは緩やかな鈍化傾向持続で、今のところ円安による価格転嫁加速や人件費増によるサービス価格上振れ等は確認できず。
  • 先行きのCPIコアは高止まりへ。負担軽減策終了の影響で6、7月の電気・ガス代は一段の上昇へ。円安の進展や賃金の増加が企業の価格転嫁意欲を強める可能性も。全国CPIコアは+2%台後半で高止まる可能性大。
  • 下振れリスクは政府による追加経済対策実施。電気代上昇による国民の不満が高まっており、政府としてもなんらかの手を打つべきとの議論が盛り上がる可能性がある。負担軽減策の再導入や別の電気代押し下げ策などCPI押し下げに繋がる政策が実施される可能性も否定できない。

図表を含めた詳細についてはPDFファイルをご覧ください。

新家 義貴


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。

新家 義貴

しんけ よしき

経済調査部・シニアエグゼクティブエコノミスト
担当: 日本経済短期予測

執筆者の最近のレポート

関連テーマのレポート

関連テーマ