企業物価指数(2024年4月)

~5月以降は前年比上昇ペースが一段と加速~

大柴 千智

要旨
  • 4月の国内企業物価は、前年比+0.9%(事前予想コンセンサス:同+0.8%)、前月比+0.3%となった。今月は、景気変動に敏感な非鉄金属等が、国際市況での価格上昇を反映して国内企業物価を押し上げた。また、これまで国内企業物価を押し下げてきた電気・ガス・水道も前年比マイナス幅が縮小傾向が続いている。
  • 先行きについて、5月以降は再エネ賦課金単価の大幅な引き上げ、6月以降は政府による激変緩和政策の補助金支給額が縮小後、7月に終了する予定であり、電気・ガスの押し上げ要因となる。電気・ガスはマイナス幅縮小が急速に進み、6月以降は前年比プラスへと転化する可能性もあるだろう。これを受けて、国内企業物価も来月以降は同+2%近傍まで上昇を加速させる可能性が高い。
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大柴 千智

おおしば ちさと

経済調査部 副主任エコノミスト
担当: 日本経済短期予測

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