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【1分解説】ゼブラ企業とは?

田村 洸樹

  音声解説

社会性と経済性の両立を目指すベンチャー企業やスタートアップ企業を、ゼブラ企業と呼びます。企業価値の最大化を追求するユニコーン企業とは対照的に、経済的成長を通じた社会課題の解決を目標に掲げている点が、ゼブラ企業の特長と言えます。

「ゼブラ」は動物のシマウマを指しています。社会性と経済性の両立を目指す姿を、白と黒の模様を纏うシマウマの姿になぞらえています。さらに、複数の企業が解決策を持ち寄って複雑な社会課題の解決を目指す姿が、群れを成して共生するシマウマに似ているという一面も象徴しています。

近年、機関投資家などによる、環境・社会・ガバナンス要素を考慮したESG投資や、財務的リターンと社会的リターンの両立を目指すインパクト投資のニーズの高まりを受けて、投資先としてのゼブラ企業に、世界的な注目が集まっています。

日本国内においては、中小企業庁が2024年3月に公表した「地域課題解決事業推進に向けた基本指針」の中で、地域の課題解決を図るゼブラ企業を「ローカル・ゼブラ企業」と位置づけ、インパクト投融資を呼び込むためのエコシステムの創出・育成を打ち出しています(資料)。社会課題を成長のエンジンに転換するポテンシャルを持ったゼブラ企業への期待は今後も高まっていくでしょう。

資料 地域課題解決事業推進に向けた基本指針の目的
資料 地域課題解決事業推進に向けた基本指針の目的

この解説は2024年6月時点の情報に基づいたものです。

田村 洸樹


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

田村 洸樹

たむら ひろき

総合調査部 主任研究員(~25年3月)
専⾨分野: 国際政策、環境・エネルギー

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