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新型コロナと消費者意識

~間もなくコロナ禍2年、人々は経済・消費をどう考える~(第4回 新型コロナ生活調査)

宮木 由貴子

要旨

コロナ禍の健康・お金・つながりへの不安感の推移

コロナ禍の健康・お金・つながりへの不安感はいずれも減少傾向。
 全体的に男性より女性で不安が高い傾向は変わらず。

感染拡大予防と経済活動に対する意識の推移

「新型コロナウイルス感染拡大を防止しながら、経済活動も回していかなければならないと思う」とする人が増加傾向。特に年代の高い女性において、その意識が顕著。

「国内自給率」「外国人による国内消費」への考え方

「食品や日用品の自給率アップ」「外国人に頼らない国内経済」については、昨年9月に危機感がいったん下がるも、1年後の9月には再度上昇。長引くコロナ禍に警戒か。

利他的消費に関する考え方の推移

「新型コロナウイルスの影響で困っている事業者の商品・サービスを買いたい・買うようにしている」とする人は6割強。
 8割弱が「自分さえよければいいという消費行動はとりたくない」と回答。

利他的消費と幸福度得点

「新型コロナウイルスの影響で困っている事業者の商品・サービスを買いたい・買うようにしている」「自分さえよければいいという消費行動はとりたくない」とする人では、幸福度得点が高い。

健康・お金・つながり不安と消費意識

健康・お金・つながりへの不安と消費行動に関連性がみられる。
 お金への不安感だけでなく、つながりへの不安感が消費行動に影響。

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参考資料

詳細につきましてはPDFをご覧下さい。

また、レポート一覧のページ「新型コロナ(生活)」も併せてご参照ください。


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宮木 由貴子


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。

宮木 由貴子

みやき ゆきこ

常務取締役・ライフデザイン研究部長・首席研究員
専⾨分野: ウェルビーイング、消費スタイル、消費者意識、コミュニケーション、モビリティ

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