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2025.10.29
米国経済
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米国 10月の労働市場の軟化休止を示唆(CB消費者信頼感)
~現状は改善したが、先行き悪化懸念を強めており消費を抑制する要因に~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 25年10月のCB消費者信頼感指数は、94.6 (前月95.6:改定前94.2)と前月比▲1.0ポイント低下し市場予想中央値の93.4を上回った。指数の水準は低く、個人消費の減速を示唆している。現状指数が129.3(前月127.5:改定前125.4)と前月比+1.8ポイントと上昇した一方、期待指数が71.5(前月74.4:改定前73.4)と同▲2.9ポイント低下した。
- 10月は、現状の雇用に対する楽観的な見方が強まり、労働市場の軟化の休止が示唆された。また、金利低下、株高が続くなか、現在の景気に対する楽観的な見方が改善し、景気の減速ペースが鈍化したことが示唆された。先行きに関しては、高い不確実性のもと、景気、雇用に対する悲観的な見方をさらに強めたことから、消費行動は慎重になり易いだろう。
- 現状指数の構成項目では、「景気」、「雇用」がプラス幅を拡大した。現在の景気に対する判断(「良い」-「悪い」)が+5.5(前月+4.6:改定前+4.1)とプラス幅を拡大し、現在の景気に対する楽観的な見方を強めた。また、現在の雇用機会に対する判断(「充分」-「困難」)は+9.4(前月+8.7:改定前+7.8)とプラス幅を拡大し、現在の労働市場に対する楽観的な見方が強まった。 期待指数の構成項目では、「収入」がプラス幅を縮小し、「景気」、「雇用」がマイナス幅を拡大した。6ヵ月後の収入に対する見方(「増加する」-「減少する」)は、+5.4(前月+6.5:改定前+5.9)とプラス幅を縮小し、収入に対する楽観的な見方を弱めた。また、6ヵ月後の景気に対する見方(「良くなる」-「悪くなる」)は、▲3.6(前月▲3.3:改定前▲3.6)とマイナス幅を拡大し、景気の先行きに対する悲観的な見方を強めた。さらに、6ヵ月後の雇用に対する見方(「多くなる」-「少なくなる」)は、▲12.0(前月▲9.1:改定前▲9.5)とマイナス幅を拡大、雇用の先行きに対する悲観的な見方を強めた。
- 26年前半にかけて、CB消費者信頼感調査では、景気減速や労働市場の軟化が続くもと、現状指数は小幅低下すると見込まれる。一方、インフレへの懸念が残存するなか、金利の低下期待や、景気悪化懸念の弱まりによって、期待指数の上昇が見込まれる。この結果、CB消費者信頼感指数は水準を切り上げ、個人消費の下支え要因になると予想される。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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