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2025.10.27
米国経済
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米国10月PMI は高い水準、民間部門の堅調持続を示す
~製造業は3ヵ月連続拡大、サービス業は33ヵ月連続拡大~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 25年10月のS&Pグローバル米国総合購買担当者指数(PMI)は、54.8(前月53.9)と市場予想中央値(Bloomberg集計)の53.5(筆者予想53.8)への低下に反して、前月比0.9%ポイント上昇し、拡大縮小の分岐点である50を33ヵ月連続で上回った。10月総合PMI(速報)は、高い水準に上昇し、8月のトランプ相互関税引き上げ、10月の政府機関の一部閉鎖後も、同統計調査対象企業の活動や民間需要が堅調さを維持していることを示した。
- 製造業は、52.2 (前月52.0)と前月比0.2%ポイント上昇し、拡大を示す水準を3ヵ月連続で上回った。また、サービス業は、堅調な国内需要を背景に55.2(前月54.2)と33ヵ月連続で50を上回ったうえ、前月比1.0%ポイント上昇し、高い水準を維持した。
- 主要項目では、総合新規受注は、54.2(前月53.1)と高い水準に上昇しており、需要の堅調持続を示した。製造業が53.5(同51.2)、サービス業が54.3(同53.5)と、ともに上昇した。また、総合雇用は、51.4(同50.6)と小幅上昇し、雇用の拡大ペース加速を示した(雇用統計では雇用の拡大ペース加速)。製造業が50.6(同51.7)と低下した一方、サービス業が51.6(同50.4)と上昇した。 インフレ関連では、総合投入価格指数が60.8(前月60.6)と上昇した一方、総合産出価格指数が55.2(同56.5)と高い水準だが低下した。企業のマージン悪化を示唆しており、企業はコスト増加を段階的に価格に転嫁していると考えられる。製造業では、投入価格指数が63.6 (同63.9)と小幅低下したが、産出価格指数が58.6(同56.5)と上昇し、財価格の上昇圧力の強まりと製造業のマージン改善が示された。サービス業では、投入価格指数が60.3(同60.0)と上昇した一方、産出価格指数が54.6(同56.5)と低下するなど、サービス業のマージン悪化によるインフレ圧力の若干の緩和が示された。
- 製造業では、主要構成項目が50を維持するもと、雇用が50.6(前月51.7)、在庫が50.3(同50.4)と低下し、新規受注が53.5(同51.2)、生産が52.8(同52.4)と上昇した。サービス業では、活動指数が55.2(前月54.2)と上昇し、高い水準を維持、事業活動の好調を示した。また、新規受注は、54.3(同53.5)と上昇し、需要の堅調持続が示された。さらに、「将来の活動指数」は、63.3(同65.6)と低下したが、高い水準を維持しており、サービス関連企業は先行きに対して楽観的な見方を続けている。
- 基調をみても、10月の総合PMIは、54.8と7-9月期の54.5から上昇し、米民間需要の拡大ペースの加速が示された。製造業が52.2(7-9月期51.6)、サービス業が55.2(同54.8)とともに上昇し、拡大ペースの加速を示した。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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