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2025.07.18
米国経済
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トランプ関税駆け込みの反動収束で6月米小売は増加
~小売売上の基調は堅調持続~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 25年6月の小売・飲食サービス売上高は、前月比+0.6%(前月同▲0.9%)と3ヵ月ぶりに増加し、市場予想中央値(ブルームバーグ集計)の同+0.1%を大幅に上回った。業態別では、スポーツ用品・本・趣味用品、その他小売、無店舗小売が鈍化した一方、自動車・同部品、建設資材、食品・飲料、薬局、飲食店が増加に転じた他、衣料品、一般小売が加速した。また、ガソリンスタンドが横ばい、家具、家電が減少幅を縮小した。前年比でも小売・飲食サービス売上高は+3.9%(前月同+3.3%)と加速し、高い伸びとなった。
- 6月の小売売上は、トランプ関税による価格上昇前の駆け込みの反動が収束した他、天候の改善等により拡大した。変動の大きい項目を除いたコア小売が拡大を続けており、個人消費は堅調な労働市場や、実質給与所得の増加等を背景に、底堅さを維持していると判断される。
- 主要13業態のうち、拡大した業態は10業態(前月5業態)に増加し、縮小した業態は2業態(前月8業態)に減少した。拡大した業態は、自動車・同部品、建設資材、食品・飲料、薬局、飲食店、衣料品、スポーツ用品・本・趣味用品、一般小売、その他小売、無店舗小売。一方、縮小した業態は、家具、家電。ガソリンスタンドは変わらず。
- 小売売上の他の分類では、自動車を除く小売・飲食サービス売上高が、前月比+0.5%(前月同▲0.2%)と市場予想中央値同+0.3%を上回った(4、5月合計0.1%上方修正)。また、自動車・ガソリンを除く小売・飲食サービス売上高は、同+0.6%(前月同0.0%)と市場予想中央値同+0.3%を上回った。GDPの算出に使用されるコントロール・グループ(自動車・ガソリン・建材・飲食店を除く小売・飲食サービス売上高)は、前月比+0.5%(前月同+0.2%)と加速し、市場予想中央値の同+0.3%を上回った(4、5月合計0.3%下方修正)。 さらに、小売売上高の基調を判断するうえで重要なコア小売売上高(自動車・ガソリン・建材を除く小売・飲食サービス売上高)は、同+0.5%(同+0.2%)と加速した。3ヵ月移動平均・3ヵ月前対比年率で+4.6%(前月+5.2%)と高い伸びを維持し、4-6月期では前期比年率+4.6%と1-3月期の同+3.7%から加速するなど、小売売上の基調は堅調さを維持している。
- 4-6月期の実質個人消費は、価格上昇や節約志向の強まりによる抑制要因があったものの、トランプ関税引き上げ前の駆け込み効果の残存(下駄効果)、実質給与所得の増加、企業の販促等によって支えられ、前期比年率+2%台(1-3月期同+0.5%)に加速すると予想される。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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