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2025.05.19
米国経済
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米国トランプ関税で製造業生産は縮小 (4月鉱工業生産)
~製造業は自動車などの落ち込みによって6ヵ月ぶりの減少~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 25年4月の鉱工業生産は、前月比0.0%(前月同▲0.3%)と市場予想中央値の同+0.1%(筆者予想+0.1%)を下回った(24年11月-25年3月合計▲0.1%p下方改定)。公益が前月の落ち込みの反動もあり同+3.3%(同▲6.2%)と増加に転じた一方、鉱業が石油・ガス掘削の縮小によって同▲0.3%(同+1.1%)と減少に転じた他、製造業が同▲0.4%(同+0.4%)と市場予想中央値の同▲0.3%(筆者予想▲0.3%)を下回った。製造業は、自動車関税、相互関税等の発動を前にした駆け込み需要の剥落によって、6カ月ぶりに減少した。
- 生産の基調(3ヵ月移動平均・3ヵ月前対比年率)をみると、製造業生産が航空機メーカーのスト終了後の挽回生産の他、3月にかけての駆け込み需要やコスト増加を警戒した生産拡大の動きを背景に、4月に+5.6%(前月+4.8%)とプラス幅拡大した。一方、鉱工業生産は、年末年始の低い気温によって押し上げられた効果の弱まり等を背景に、同+4.9%(同+5.3%)とプラス幅を縮小した。
- 製造業の業種別生産動向を前月比でみると、拡大した業種は、拡大幅の大きい順に、木材製品(+1.3%)、航空宇宙・その他輸送機器(+1.1%)、加工金属(+1.0%)、家具・同関連製品(+0.9%)、電気設備・機器・同部品(+0.6%)、一般機械(+0.3%)、繊維(+0.4%)の7業種(前月14業種)に減少した。一方、縮小した業種は、縮小幅の大きい順に、その他製造業(▲2.0%)、自動車・同部品(▲1.9%)、アパレル・皮革(▲1.9%)、非鉄(▲1.4%)、その他耐久財(▲1.4%)、食品・飲料・タバコ(▲1.0%)、一次金属(▲0.7%)、コンピューター・電子(▲0.7%)、化学(▲0.7%)、紙パ(▲0.4%)、印刷・同サポート(▲0.3%)、石油・石炭製品(▲0.2%)、プラスチック・ゴム(▲0.1%)の13業種と前月の6業種から増加した。
- 25年の製造業生産は、年初の拡大や、低い在庫水準等によって押し上げられたものの、4月の自動車関税、相互関税の発動、5月の自動車部品関税の発動を受けた需要鈍化やコスト増加、サプライチェーンの混乱などによる押し下げによって、前年比+0.5%(24年▲0.5%、23年▲0.5%)と小幅の増加にとどまると見込まれる。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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