米国 消費者マインドは消費減速を示唆(25年1月CB消費者信頼)

~労働市場の鈍化を受け現状指数が大幅低下~

桂畑 誠治

要旨
  • 25年1月のCB消費者信頼感指数は、104.1(前月109.5:改定前104.7)と市場予想中央値の105.9を下回った。12月の数値が大幅に上方改定されたことから、予想に反して前月比▲5.4ポイント低下した。現状指数が134.3(前月144.0:改定前140.2)と前月比▲9.7ポイント低下したほか、期待指数が83.9(前月86.5:改定前81.1)と同▲2.6ポイント低下した。
  • 1月のCB消費者信頼感指数では、現在の景気の減速、労働市場の軟化を示している。また、将来に関して、トランプ関税によるインフレ押し上げや景気悪化への懸念、市場金利の上昇等を背景に、消費者が雇用に悲観的な見方を強めた他、景気、収入増への楽観的な見方を弱めるなど、全体として25年初の個人消費の減速を示唆している。
  • 現状指数の構成項目では、「景気」、「雇用」がプラス幅を縮小した。 期待指数の構成項目では、「景気」、「収入」がプラス幅を縮小した他、「雇用」がマイナス幅を拡大した。
  • 25年前半のCB消費者信頼感調査では、市場金利の再低下や、景気の先行きに対する楽観的な見方等が、期待指数の上昇に繋がる可能性が高い。一方、高い政策金利や信用状況の引き締まり、コスト増加等による景気の減速、労働需給の一段の軟化を背景に、現状指数が低下すると見込まれる。この結果、CB消費者信頼感指数は100程度に低下し、個人消費の緩やかな拡大の一因になると予想される。
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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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