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2024.12.25
米国経済
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米国 潜在成長率を上回る成長持続 (24年3QGDP:3次推計、予測値)
~引き続き個人消費が成長の牽引役~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 24年7-9月期の実質GDP成長率(3次推計)は、前期比年率+3.1%(2次推計同+2.8%、1次推計同+2.8%)と上方修正され、市場予想の同+2.8%(筆者予想同+2.8%)を上回った。個人消費が同+3.7%(同+3.5%、同+3.7%)、設備投資が同+4.0%(同+3.8%、同+3.3%)、住宅投資が同▲4.3%(同▲5.0%、同▲5.1%)と上方修正されたため、民間国内最終需要は同+3.4%(同+3.2%、同+3.2%)、実質国内最終需要は同+3.7%(同+3.4%、同+3.5%)に上方改定された。
- 前期比からの動きでは、7-9月期の実質GDP成長率(3次推計)は、前期比年率+3.1%(4-6月期同+3.0%)と小幅加速し、潜在成長率と推測される同+1.8%を上回る成長を維持した。実質国内最終需要が同+3.7%(同+2.8%)と大幅に加速しており、米国経済は力強さを増したと判断される。
- 7-9月期に、住宅投資が販売鈍化やハリケーン襲来の影響等によって前期比年率▲4.3%(4-6月期同▲2.8%)とマイナス幅を拡大した。一方、個人消費は、同+3.7%(同+2.8%)と高い伸びに加速した。サービスが小幅加速した他、自動車などの耐久財や食品・飲料などの非耐久財が大幅に加速した。個人消費は、良好な雇用・所得環境、株価や住宅価格の上昇による資産効果、消費者マインドの安定等を背景に、拡大ペースを速めた。また、設備投資は、同+4.0%(同+3.9%)と小幅加速した。以上より、民間国内最終需要は、同+3.4%(同+2.7%)と高い伸びに加速し、民間需要の好調持続を示した。このような中、純輸出のGDP寄与が、輸出の大幅な加速によって前期比年率▲0.43%(4-6月期同▲0.90%)とマイナス幅を縮小した一方、在庫投資のGDP寄与が同▲0.22%(同+1.05%)とマイナスに転じたため、実質GDP成長率は同+3.1%(同+3.0%)と小幅加速にとどまった。
- 米国の経済成長の基調をみると、3四半期移動平均で7-9月期の実質GDPは前期比年率+2.6(前期同+2.6%)と高い伸びを維持しているほか、実質国内最終需要が前期比年率+3.1%(前期同+3.0%)と高い伸びを続けており、米経済の堅調持続を示している。
- 24年10-12月期に関して、個人消費は雇用・所得の増加ペース鈍化、消費者マインドの低下、借入コストの上昇等を背景に減速するものの、資産残高の増加、内外での人の移動の活発化等に支えられ、前期比年率+3%程度の高い伸びを維持すると見込まれる。住宅投資は、高いモーゲージ金利、人手不足の影響等によって減少を続けると予想される。また、設備投資は、政策の不透明感の強まりを背景に、伸びが抑制されよう。以上より、実質GDP成長率は前期比年率+2%台前半に鈍化するものの、潜在成長率を上回る成長が持続しよう。24年間の実質GDP成長率は+2.8%と高い伸びが見込まれる。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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前田 和馬