急低下し米個人消費の減速示唆(12月CB消費者信頼)

~利下げ期待の後退、トランプ・インフレへの懸念等を受け期待指数が大幅低下~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年12月のCB消費者信頼感指数は、104.7(前月112.8:改定前111.7)と市場予想中央値の113.2への上昇に反して、前月比▲8.1ポイント低下した。現状指数が140.2(前月141.4:改定前140.9)と前月比▲1.2ポイント低下したほか、期待指数が81.1(前月93.7:改定前92.3)と同▲12.6ポイント低下した。
  • 12月のCB消費者信頼感指数では、現状について労働市場の改善を示したが、景気の弱まりを示している。さらに、将来に関して、利下げ期待の後退、関税賦課によるインフレ、景気への懸念等を背景に、消費者が雇用に悲観的になった他、景気、収入増への楽観的な見方を弱めており、全体として個人消費の減速を示唆している。
  • 現状指数の構成項目では、「雇用」がプラス幅を拡大した一方、「景気」がプラス幅を縮小した。現在の雇用機会に対する判断(「充分」-「困難」)は+22.2(前月+18.4:改定前+18.2)とプラス幅を拡大しており、現在の労働市場に対する楽観的な見方が強まった。一方、現在の景気に対する判断(「良い」-「悪い」)が+2.4(前月+6.3:改定前+6.0)とプラス幅を縮小、現在の景気に対する楽観的な見方を弱めた。
  • 期待指数の構成項目では、「景気」、「収入」がプラス幅を縮小したうえ、「雇用」がマイナスに転じた。6ヵ月後の景気に対する見方(「良くなる」-「悪くなる」)は、+3.4(前月+8.8:改定前+8.1)とプラス幅を縮小し、景気の先行きに対する楽観的な見方を弱めた。また、6ヵ月後の収入に対する見方(「増加する」-「減少する」)は、+2.9(前月+8.6:改定前+7.2)とプラス幅を縮小し、収入に対する楽観的な見方を弱めた。さらに、6ヵ月後の雇用に対する見方(「多くなる」-「少なくなる」)は▲2.2(前月+4.9:改定前+2.2)とマイナスに転じ、雇用の先行きに対して悲観的となった。
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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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