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2024.11.29
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米国の高成長継続(24年3QGDP:2次推、予測値)
~引き続き個人消費が成長の牽引役~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 24年7-9月期の実質GDP成長率(2次推計)は、前期比年率+2.8%(1次推計同+2.8%)と変わらず、市場予想と一致した(筆者予想同+2.8%)。他方、7-9月期のPCEコアデフレーターは同+2.1%(同+2.2%)と下方修正され、インフレ圧力の若干の緩和が示された。設備投資が同+3.8%(同+3.3%)、住宅投資が同▲5.0%(同▲5.1%)と上方修正された一方、個人消費が同+3.5%(同+3.7%)と下方修正され、民間国内最終需要は同+3.2%(同+3.2%)と変わらずとなった。政府支出が同+5.0%(同+5.0%)と修正されなかったが、実質国内最終需要は同+3.4%(同+3.5%)と小幅下方修正された。このような中、純輸出のGDP寄与が同▲0.57%(同▲0.56%)と小幅下方修正されたものの、在庫投資のGDP寄与が同▲0.11%(同▲0.17%)と上方修正された。
- 7-9月期の実質GDP成長率(2次推計)は、在庫投資の押し下げによって前期比年率+2.8%(4-6月期同+3.0%)と減速した。しかし、実質国内最終需要が同+3.4%(同+2.8%)と加速しており、米国経済は堅調さを維持した。7-9月期の住宅投資は、販売鈍化やハリケーン襲来の影響等によって前期比年率▲5.0%(4-6月期同▲2.8%)とマイナス幅を拡大した。また、設備投資は、同+3.8%(同+3.9%)と小幅減速した。一方、個人消費は、同+3.5%(同+2.8%)と高い伸びに加速した。以上より、民間国内最終需要は、同+3.2%(同+2.7%)と高い伸びに加速し、民間需要の好調持続を示した。さらに、政府支出が同+5.0%(同+3.1%)と加速し高い伸びとなったことで、実質国内最終需要が同+3.4%(同+2.8%)と、国内需要は好調さを維持した。このような中、純輸出のGDP寄与が、輸出の大幅な加速によって前期比年率▲0.57%(4-6月期同▲0.90%)とマイナス幅を縮小した一方、在庫投資のGDP寄与が同▲0.11%(同+1.05%)とマイナスに転じたため、実質GDP成長率は同+2.8%(同+3.0%)と小幅減速した。
- 24年10-12月期の個人消費は、資産残高の増加、内外での人の移動の活発化等に支えられるものの、雇用・所得の増加ペース鈍化、消費者マインドの低下、借入コストの上昇等を背景に、減速すると見込まれる。住宅投資は、高いモーゲージ金利、人手不足の影響等によって小幅の増加にとどまると予想される。また、設備投資は、政策の先行き不透明感の強まりを背景に、鈍化すると予想される。このため、実質GDP成長率は前期比年率+2%程度に鈍化するものの、24年の実質GDP成長率は+2.7%と高い伸びが見込まれる。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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