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2024.11.19
米国経済
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10月米鉱工業生産は航空機メーカーストとハリケーン襲来で縮小
~米航空機大手メーカーでのストライキ、ハリケーン襲来が10月生産を0.3%p押し下げ~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 24年10月の鉱工業生産は、米民間航空機大手メーカーでのストライキのほか、ハリケーン「ミルトン」の襲来や、「ヘリーン」の影響により、前月比▲0.3%(前月同▲0.5%)と2ヵ月連続で減少した。市場予想中央値の同▲0.4%(筆者予想同▲0.3%)を上回ったが、24年5月-9月合計で0.1%下方修正されており、概ね予想通りの内容。FRBによると、10月の鉱工業生産は、米民間航空機大手メーカーでのストライキによって0.2%p(9月0.3%p)押し下げられたほか、ハリケーン「ミルトン」の襲来とハリケーン「へリーン」の長引く影響によって0.1%p押し下げられた(9月は2つのハリケーン襲来で0.3%pの押し下げ)。これらの要因を除けば、10月の鉱工業生産は前月比横ばいだった。
- 鉱業が前月のハリケーン襲来による落ち込みの反動もあり前月比+0.3%(前月同▲1.9%)と増加に転じたほか、公益が同+0.7%(同+0.3%)と加速した。一方、製造業は米民間航空機大手メーカーでのストライキの影響などもあり前月比▲0.5%(同▲0.3%)と減少幅を拡大し市場予想中央値と一致したが、24年5月-9月合計で0.2%上方修正されており、市場想定よりも若干強い。
- 生産の基調をみると、7、9、10月のハリケーン襲来のほか、9、10月の民間航空機大手メーカーでのストライキによる生産活動の落ち込みによって、3ヶ月移動平均・3ヶ月前対比年率で、10月の製造業生産が▲1.0%(前月▲0.6%)、鉱工業生産が同▲1.2%(前月▲0.6%)とマイナス幅を拡大した。
- ボーイングのストライキは11月4日に終了、6日から工場が再開されており、生産は徐々に回復している。一方、ハリケーンの影響の剥落が期待できるほか、底堅い需要や在庫調整の進展を背景に製造業生産は、11月に拡大すると見込まれる。
- 24年の製造業生産は、9、10月の下振れの影響もあり前年比▲0.4%(23年▲0.5%)と2年連続で縮小するとみられる。25年には、国内需要の拡大が続くもと、先行き不透明感の払拭、循環的な拡大等を背景に、同+0.8%と小幅増加すると見込まれる。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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