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2024.11.18
米国経済
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米国 10月小売売上のヘッドライン上振れも基調は鈍化
~10-12月期の実質個人消費は前期比年率+2%台に減速へ~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 24年10月の小売・飲食サービス売上高は、前月比+0.4%(前月同+0.8%)と市場予想中央値(ブルームバーグ集計)の同+0.3%(筆者予想同+0.4%)を上回ったうえ、8、9月合計で0.2%上方修正された。ただし、9月にハリケーン襲来や港湾ストに備える動きで押し上げられた反動もあり、前月比で鈍化した。
- 主要13業態のうち、縮小が5業態(前月2業態)と増加した一方、拡大は8業態(前月11業態)に減少した。家電、ガソリンスタンドが増加に転じた上、自動車・同部品は加速した。一方、鈍い住宅販売の影響を受けた家具や、薬局、衣料品、スポーツ用品・本・趣味用品、その他小売が減少に転じたほか、建設資材、食品・飲料、一般小売、無店舗小売、飲食店が鈍化した。
- 他の分類では、自動車を除く小売・飲食サービス売上高が前月比+0.1%(前月同+0.3%)と市場予想中央値の同+0.3%を下回った(8、9月合計0.2%上方修正)。また、GDPの算出に使用される自動車・ガソリン・建材・飲食店を除く小売・飲食サービス売上高(コントロール・グループ)は、前月比▲0.1%(前月同+1.2%)と市場予想中央値の同+0.3%に反して減少した。 さらに、小売売上高の基調を判断するうえで重要なコア小売売上高(自動車・ガソリン・建材を除く小売・飲食サービス売上高)は、前月比0.0%(前月同+1.2%)と減速した(8、9月合計0.1%上方修正)。コア小売売上高は、3ヵ月移動平均・3ヵ月前対比年率で+5.3%(前月+5.8%)と高い伸びながらプラス幅を縮小したほか、10-12月期に前期比年率+3.3%と7-9月期の同+5.8%から大幅に減速している。
- 10-12月期の実質個人消費は、実質給与所得の増加、企業の販促、資産効果等によって支えられるものの、7-9月期にハリケーン襲来や港湾ストへの備えで需要が押上げられた反動のほか、政策への懸念の強まり、先行き不安の高まり、節約志向の強まりなどの影響を受け、前期比年率+2.5%(7-9月期同+3.7%)と減速が予想される。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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