米国 8月の住宅着工・許可は天候の改善等で上振れ ~

~着工・許可件数ともに調整は継続~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年8月の住宅着工件数(季節調整済み、年率換算)は、135.6万戸、前月比+9.6%(前月123.7万戸、前月比▲6.9%)と市場予想中央値(ブルームバーグ集計)の131.8万戸、前月比+6.5%(筆者予想131.8万戸)を上回った(6、7月合計0.1万戸下方修正)。7月にハリケーン「ベリル」の襲来、異常高温、豪雨などの気象要因によって下振れた反動で大幅に増加した。ただし、高金利や高い価格によって新築住宅販売が停滞するなかで、業者が建設に慎重になっていることから、住宅着工件数の緩やかな調整傾向は継続していると判断される。
  • 今後、FRBの利下げを受けて、モーゲージ金利が低下するほか、雇用・所得拡大の継続、企業の販促等によって、住宅販売の持ち直しが見込まれる。このような中、住宅着工件数は緩やかなペースで回復すると予想される。24年の住宅販売は、前年比+0.2%(23年同▲16.7%)と小幅の増加に転じ、住宅着工は同▲4.9%(23年同▲8.4%)と減少幅を縮小すると見込まれる。25年の住宅販売は、モーゲージ金利の一段の低下、雇用・所得の拡大等を背景に、同+1.8%とプラス幅を拡大、住宅着工は在庫率の低下等を受け、同+4.7%と増加に転じると予想される。

詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。

桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

執筆者の最近のレポート

関連テーマのレポート

関連テーマ