- HOME
- レポート一覧
- 経済指標レポート(Indicators)
- 米国8月CPIコアの上振れで9月50bp利下げ期待低下
- US Indicators
-
2024.09.12
米国経済
金融市場
米国金融政策
株価
為替
金利
物価指標(米国)
その他指標(米国)
米国8月CPIコアの上振れで9月50bp利下げ期待低下
~CPIコアの短期的な上昇モメンタムは再上昇も低い水準~
桂畑 誠治
- 要旨
-
- 24年8月の消費者物価(総合)は、前月比+0.2%(前月同+0.2%)と市場予想中央値と一致した(筆者予想同+0.2%)。食品が前月比+0.1%(前月同+0.2%)と低下したほか、ガソリンの下落などによりエネルギーが前月比▲2.0%(同+0.0%)と下落に転じた一方、エネルギー・食品を除く消費者物価(CPIコア)が同+0.3%(同+0.2%)と上昇し、市場予想中央値の同+0.2%を上回った(筆者予想同+0.2%)。
- 8月CPIコアが予想を上回ったことを受け、FF先物の示す9月FOMCでの50bpの利下げの可能性は15.0%(前日34.0%)に低下し、25bpの利下げの可能性は85.0%(前日66.0%)に上昇した。CPI統計公表直後、9月の50bpの利下げ観測がさらに後退したことを受け、2、10年国債利回りは上昇し、ドルは主要通貨に対して強含み、株価は下落した(P5参照)。
- CPIコアの上昇モメンタムをみると、6ヵ月前対比年率で+2.7%(前月+2.8%)と依然高い伸びにとどまっているが、低下傾向を辿っている。また、3ヵ月前対比年率で+2.1%(前月+1.6%)と再び上昇したが、低い伸びにとどまっており、短期的なインフレ圧力の緩和傾向は維持されている。インフレが2%の目標に向けて低下を続けるとFRBが確信できる状況に近づく動きは継続していると判断される。 8月のCPI統計では、CPIコアが上振れたものの単月の動きであるほか、インフレ低下のモメンタムが維持されていることから、景気や労働市場が緩やかな減速基調を辿るもと、FRBは9月に25bpの利下げを実施すると予想する。
グラフなど詳細につきましては本文をご覧ください。
桂畑 誠治
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
-
経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
執筆者の最近のレポート
-
米国:消費者信頼感は上昇も低い水準(26年2月CB指数) ~労働市場に安定化の兆し~
米国経済
桂畑 誠治
-
米国:25年12月住宅着工は西部地域主導で大幅増 ~穏やかな天候や規制緩和が寄与も、建設コスト高による先行き不透明感は継続~
米国経済
桂畑 誠治
-
米国:民間部門は拡大ペース鈍化も底堅さを維持(2月PMI) ~サービス業が37ヵ月連続、製造業は7ヵ月連続で50超を維持~
米国経済
桂畑 誠治
-
米国:政府機関閉鎖で減速も経済の基調は堅調 (25年10-12月期GDP1次推計と予測) ~26年は大規模減税を背景に成長再加速へ~
米国経済
桂畑 誠治
-
米国 26年1月鉱工業生産は上振れ、製造業が牽引 ~広範な業種で生産拡大、基調はプラス圏へ~
米国経済
桂畑 誠治
関連テーマのレポート
-
米国経済マンスリー:2026年2月 ~政府閉鎖で成長率が一時的に減速~
米国経済
前田 和馬
-
米国:消費者信頼感は上昇も低い水準(26年2月CB指数) ~労働市場に安定化の兆し~
米国経済
桂畑 誠治
-
米国:25年12月住宅着工は西部地域主導で大幅増 ~穏やかな天候や規制緩和が寄与も、建設コスト高による先行き不透明感は継続~
米国経済
桂畑 誠治
-
米国:民間部門は拡大ペース鈍化も底堅さを維持(2月PMI) ~サービス業が37ヵ月連続、製造業は7ヵ月連続で50超を維持~
米国経済
桂畑 誠治
-
米国:政府機関閉鎖で減速も経済の基調は堅調 (25年10-12月期GDP1次推計と予測) ~26年は大規模減税を背景に成長再加速へ~
米国経済
桂畑 誠治