米国 景気拡大を示すも先行き不安は払拭せず(7月ISM非製造)  

 ~ISM非製造業景気指数は米景気の秩序だった減速を示唆~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年7月のISM非製造業景気指数(総合、季節調整値)は、51.4(前月48.8)と前月比2.6%ポイント上昇し、市場予想の51.0(筆者予想52.2)を上回った。新規受注、雇用、活動指数の上昇によって、拡大・縮小の分岐点となる50を上回り、非製造業部門が7月に再び拡大したことが示された。非製造業景気指数は、米景気の秩序だった減速を示唆している。
  • 金融市場では、ISM非製造業景気指数が予想を上回って上昇したことを受け、FF金利先物が利下げの織り込み度合いを若干弱め、2、10年債利回りは上昇した。ドルは対円、対ユーロで小幅強含んだ。S&P500種株価指先物は一旦上昇したが、引けにかけて指標発表前の水準に下げた。市場での景気後退懸念は払拭されず、2年、10年債利回り、主要株価指数はここ数日で大幅に低下した水準にとどまっている。ドル円は、1ドル=140円台前半で推移しており、円高方向への動きを続けている。

グラフなど詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。

桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

執筆者の最近のレポート

関連テーマのレポート

関連テーマ