米国 製造業はFRBの利下げ待ち(7月ISM製造業)

~先行き不透明感による投資抑制を受け、雇用、生産、新規受注、在庫縮小~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年7月のISM製造業景気指数(季節調整値)は、46.8(前月48.5)と市場予想中央値の48.8(筆者予想49.6)への上昇に反して、前月比1.7%低下した。雇用、生産、新規受注、在庫が縮小する形で、米製造業部門の縮小ペースが加速したことを示した。ただし、米景気拡大の続いた23年と同水準を維持するなど、米景気全体の悪化を示していない。
  • 高い水準での政策金利据え置きの長期化、混乱する大統領選等を背景とした先行き不透明感の高まり等が、製造業の投資活動に悪影響を及ぼしている。米選挙の不透明感が当面続くもと、製造業はFRBの利下げへの期待を強めている。
  • 今後、製造業部門の活動は、金融政策や選挙などの先行き不透明感の高まりを背景とした需要の鈍化によって年末にかけて調整を続けると予想される。

グフラなど詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。

桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

執筆者の最近のレポート

関連テーマのレポート

関連テーマ