米国7月の景気・雇用の減速を示唆(消費者マインド)

~先行きの悲観的な見方の後退で期待が改善~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年7月のCB消費者信頼感指数は、100.3(前月97.8:改定前100.4)と市場予想の99.7(筆者予想100.0)への低下に反して、前月比+2.5ポイント上昇した。現状指数が133.6(前月135.3:改定前141.5)と前月比▲1.7ポイント低下した一方、期待指数が78.2(前月72.8:改定前73.0)と同+5.4ポイント上昇した。
  • 7月のCB消費者信頼感指数は、7月の景気減速、労働市場の逼迫緩和を示唆した一方、消費者が景気、雇用の先行きに対する悲観的な見方を弱めたほか、収入増への期待を強めたことを示した。全体としては、個人消費が緩やかな拡大基調を維持していることを示唆している。
  • 今後のCB消費者信頼感調査では、利下げ期待の高まりを受けた長期金利の低下や、景気の先行きに対する楽観的な見方等が、期待指数の上昇に繋がる可能性が高い。一方、これまでの利上げや中堅銀行の破綻を受けた信用状況の引き締まり、コスト増加等による景気の減速、労働需給ひっ迫の緩和を背景に、現状指数が低下すると見込まれる。この結果、CB消費者信頼感指数は100程度にとどまり、個人消費の緩やかな拡大の一因になると予想される。
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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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