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2024.07.12
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米国 6月CPIの一段の低下で9月利下げに前進
~CPIコアの短期的な上昇モメンタムが落ち着きを示す~
桂畑 誠治
- 要旨
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- 24年6月の消費者物価(総合)は、前月比▲0.1%(前月同0.0%)と市場予想中央値+0.1%(筆者予想同+0.1%)の上昇に反して、下落した。食品が外食の押し上げにより前月比+0.2%(前月同+0.1%)と上昇した一方、ガソリンなどエネルギーが前月比▲2.0%(同▲2.0%)と続落したほか、エネルギー・食品を除く消費者物価(CPIコア)が同+0.065%(同+0.163%)と低下し、市場予想中央値の同+0.2%(筆者予想同+0.2%)を下回った。6月CPI総合とCPIコアの一段の低下によって、9月FOMCでの利下げに向けて前進した。
- 6月CPIコアが予想を下回ったことを受け、FF先物の示す9月FOMCでの利下げの可能性は85.4%(前日73.4%)に上昇し、据え置きの可能性は14.6%(同26.6%)に低下した。FRBの利下げ期待の高まりを受け、2、10年国債利回りは低下、ドルは主要通貨に対して弱含んだ。対円では、日本当局による介入が行われたとみられ、ドルが下落幅を拡大した(P5参照)。
- CPIコアの上昇モメンタムをみると、3ヵ月前対比年率で+2.1%(前月+3.3%)と大幅に低下し、短期的なインフレ圧力の緩和が示された。ただし、6カ月前対比年率で+3.3%(前月+3.7%)と高い伸びにとどまっており、中期的なインフレ圧力の根強さを示していることから、現時点ではインフレが2%の目標に向けて低下を続けるとFRBが確信できる状況に至っていないとみられる。 今後に関しては、7、8月のCPIコアが景気減速や賃金上昇率の低下等を背景に前月比+0.2%程度の伸びにとどまると予想されることから、FRBは2%に向けてのインフレ低下に確信を持ち、9月に利下げを実施する可能性が高い。
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本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
- 桂畑 誠治
かつらはた せいじ
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経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済
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