米国 生産はヘッドラインほど強くない(5月鉱工業生産)

~生産の拡大モメンタムは小幅上昇~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年5月の鉱工業生産は、前月比+0.9%(前月同0.0%)と市場予想の同+0.3%を大幅に上回った(23年12月-24年4月合計0.2%下方修正)。公益が前月に気温の上昇等を受け高い伸びとなった影響で同+1.6%(前月同+4.1%)とプラス幅を縮小したが、鉱業が前月比+0.3%(同▲0.7%)と増加に転じたうえ、製造業が前月比+0.9%(同▲0.4%)と市場予想の同+0.3%を上回った。ただし製造業生産は23年12月-24年4月合計で0.5%下方修正されており、実態は市場想定に近い緩やかな拡大を示す内容。
  • 拡大した業種数が16業種と前月の9業種から増加しており、5月の製造業生産は広がりを伴って拡大した。また、3ヶ月移動平均・3ヶ月前対比年率では、製造業が+1.8%(前月+1.6%)、鉱工業全体で同+1.8%(前月+0.4%)とプラス幅を拡大し、生産の拡大モメンタムが小幅強まった。ただし、在庫調整の進展を背景に、生産活動は持ち直しているが、需要が鈍化するもとで、勢いに欠けている。

グラフなど詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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