米国 消費の緩やかな減速を示唆(5月小売売上高)  

  ~利下げを促すほど小売は弱くない~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年5月の小売・飲食サービス売上高は、前月比+0.1%(前月同▲0.2%)とプラスに転じたが、市場予想中央値(ブルームバーグ集計)の同+0.3%(筆者予想同+0.2%)を下回ったうえ、3、4月合計で0.3%下方修正された。自動車が販売台数の増加で拡大したほか、一般小売、無店舗がセール等により増加に転じた一方、ガソリンが価格下落で減少に転じ、家具が住宅販売の減少により落ち込んだ。金融市場では、市場予想を下回った小売統計を受けて、FF先物が利下げの織り込み度合いを若干強め、2、10年国債利回りが低下し、ドルは円、ユーロに対して弱含んだ。
  • 4-6月期の実質個人消費は、実質給与所得の増加、資産効果等によって支えられる一方、政策への懸念の強まりや先行き不安による消費者マインドの低下、節約志向の強まり等を背景に、前期比年率+1.9%(1-3月期同+2.0%)と緩やかな減速が予想される。

グラフなど詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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