貿易統計(2024年4月)

~実質輸出は自動車輸出の持ち直しで下げ止まり~

大柴 千智

要旨
  • 4月の貿易統計(季節調整値)は、輸出金額が前月比+0.9%、輸入金額が同▲0.5%となり、貿易収支は▲5,608億円の赤字(3月:▲6,819億円の赤字)となった。物価変動の影響を除いた実質輸出をみると、前月比+1.8%(3月:同+4.9%)となった。
  • 今月は赤字縮小が見られた貿易収支だが、先行きについては当面赤字傾向が続くとみられる。自動車の持ち直しを中心とした輸出の緩やかな増加が続く一方で、輸入については円安や原油価格上昇を反映して増加傾向が加速する可能性が高く、赤字拡大のリスクが高まっている。
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大柴 千智

おおしば ちさと

経済調査部 副主任エコノミスト
担当: 日本経済短期予測

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