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【1分解説】AIエージェントとは

白石 香織

  音声解説

AIエージェントとは、人間の指示を待たずに、必要なタスクを自ら考えて、与えられた目標を達成することのできるAI技術です。従来の「対話型AI」は、人がプロンプト(指示文)を入力し、やり取りを重ねながらアウトプットの精度を高めていくものでした。これに対し、AIエージェントは、あらかじめ設定された目標に基づいて、自らタスクを分解・実行し、結果を評価・改善するという一連のプロセスを行う「自律型AI」として注目されています。

実際に、ビジネスの現場ではすでに導入が進んでいます。たとえば、顧客からのメール内容をAIが自動で解析し、緊急度やテーマに応じて適切な担当者に振り分けたり、FAQ(よくある質問)と照合して自動返信したりするなど、業務の一部をAIエージェントが担う事例が増加しています。

2025年に入り、LLM(大規模言語モデル)の急速な進化やAIの社会実装の拡大、そして深刻化する労働力不足といった社会的背景を受けて、AIエージェントの普及は加速しています。ただし、個人情報や機密データを扱う場面も多いため、セキュリティ・プライバシー保護の徹底や、誤判断による影響への備え、そして責任の所在を明確化する等の社会全体での体制構築も求められます。

この解説は2025年8月時点の情報に基づいたものです。

白石 香織


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

白石 香織

しらいし かおり

総合調査部 マクロ環境調査G 主席研究員
専⾨分野: 労働政策、国際政策

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