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【1分解説】通いの場(高齢者サロン)とは?

須藤 智也

  音声解説

通いの場とは、高齢者などの地域住民が集い「健康づくり」「生きがいづくり」「仲間づくり」などを行って交流する場のことです。自主グループ、高齢者サロン、集いの場、クラブ、カフェ、居場所などと呼ばれることもあります。活動内容は体操・運動、ゴルフ、料理教室、農作業、スマホ教室、子ども食堂などと多岐にわたり、多様な集団が地域の特色を活かして運営されています。

通いの場の運営主体は地域住民、行政、医療機関、民間企業など様々ですが、実際の活動は地域住民自身が主体となって行います。具体的には、活動内容、日程、場所、費用などの決定に、運営者だけでなく参加者が能動的に関わることになります。したがって、参加者の意向を踏まえた柔軟な活動が可能です。なお、自治体によってはコミュニティ立ち上げや運営のための補助金を交付している場合もあります。

通いの場は、介護予防や認知症予防の観点からも期待されています。先行研究では通いの場に参加することで通いの場以外の社会参加機会も増えることが示されています。また、趣味、ボランティア、スポーツなどの社会参加機会が多いほど、うつ病の発症リスクや要介護リスクが低下すると示唆されています。コミュニティに所属して役割を獲得することが、地域で元気に自分らしく暮らし続けることに繋がります。

この解説は2025年6月時点の情報に基づいたものです。

須藤 智也


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。