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- 【1分解説】GX-ETSとは?
GX-ETS(Green Transformation Emission Trading Scheme)は、日本政府がカーボンニュートラル実現に向けて2023年度から導入した排出量取引制度です。第1フェーズ(2023~2025年度)は、主に年間10万トン以上のCO2排出事業者が自主的に排出削減目標を設定し、その進捗や実績を「GXダッシュボード」で公表する仕組みとなっています。目標超過分は他社に売却でき、未達の場合はクレジット購入や理由公表が求められるなど、企業の自主的な取り組みと透明性の確保が重視されています。
2025年時点で、GX-ETSは段階的な発展が予定されています。2026年度から始まる第2フェーズでは、制度の法定化や参加義務化、政府による排出枠の割当、排出量実績の報告義務などが導入される見通しです。これにより、企業は割り当てられた排出枠の範囲内で排出量を管理し、余剰分の取引やクレジットの活用が可能になります。また、排出枠の市場取引や価格安定化措置の導入も計画されており、制度の実効性が一層高まることが期待されています。
GX-ETSは、国際的な排出量取引制度の教訓も踏まえつつ、日本独自の段階的なアプローチで、企業の脱炭素化と経済成長の両立を目指す制度です。今後も法改正や制度設計の進展に注目が必要です。
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この解説は2025年5月時点の情報に基づいたものです。
牧之内 芽衣
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

