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2023.06.15
SDGs・ESG
持続可能な社会(SDGs)
環境・エネルギー・GX
サーキュラー・エコノミー
生物多様性
【1分解説】GX(グリーントランスフォーメーション)とは?
牧之内 芽衣
GXとは、化石燃料からの脱却を含む、クリーンエネルギー中心の産業・社会構造への変革を指します。世界中で異常気象やそれに伴う食糧難が問題となるなど、気候変動対策は国連のSDGs(持続可能な開発目標)にも掲げられる世界共通の課題です。日本も2050年に温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を表明しており、その実現に向けてGXは必須の取組です。政府は2023年2月に閣議決定した「GX実現に向けた基本方針」や、同年5月に成立した「GX推進法」などに基づいて、「脱炭素成長型経済構造移行推進戦略(GX推進戦略)」を定めました。この戦略では、政府が発行する「脱炭素成長型経済構造移行債(GX経済移行債)」を呼び水に、10年間で150兆円のGX投資を実現する計画や、炭素の排出量に応じた金銭的負担を求める「成長志向型カーボンプライシング構想」が掲げられました。
GXは、DX(デジタルトランスフォーメーション)に次いで経済産業省が提唱した造語です。2023年4月のG7気候・エネルギー・環境相会合では、米国からGXの定義が曖昧だと指摘されるなど、GXは必ずしも世界共通語ではありません。しかし、気候変動対策という目標は世界共通といえるでしょう。
※本稿は、週刊エコノミスト(5月23・30日合併号)への寄稿を基に作成しています。
この解説は2023年6月に公表した後、2024年6月時点の情報に基づき改訂したものです。
牧之内 芽衣
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

