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- 【1分解説】JSLカリキュラムとは?
JSL(Japanese as a Second Language)カリキュラムとは、日本語を母語としない子どもたちの、日常会話はできても学習活動に参加するための日本語力が不足している問題に対処するため、文部科学省が策定した学習プログラムです。
1990年の出入国管理及び難民認定法改正などを機に、在留外国人が増加し(資料)、これに伴いその家族の子どもたちの日本語教育が課題として認識されるようになりました。このため、2001年度からカリキュラムの研究開発が進められ、小学校編が2003年7月に、中学校編が2007年3月に公表されました。
このカリキュラムは、トピック型と教科志向型で構成されています。前者は教科を問わず、体験・探究・発信を通じて学習活動に参加する力を育成します。後者は、各教科の特性を考慮し、国語・社会・数学・理科・英語などで学習活動に参加する力を育成するものです。このトピック型と教科志向型には、一方が他方の準備となるような「積み上げ」的な関係はなく、並行して実施できるとされています。また、基本的に日本語の初期指導を終えた子どもたちを対象に学習活動に参加するための学ぶ力の育成を目的としていますが、初期指導の段階でもトピック型が利用できるよう作成されています。
在留外国人の子どもたちは年々増加しており、JSLカリキュラムがより広く活用されることが望まれます。

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この解説は2025年3月時点の情報に基づいたものです。
宍戸 美佳
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。
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