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【1分解説】コーポレートPPAとは?

牧之内 芽衣

  音声解説

コーポレートPPA(Power Purchase Agreement)は、企業が発電事業者から電力を直接購入する契約形態で、主に再生可能エネルギーの調達に用いられます。気候変動対策や企業価値向上のため注目されています。

コーポレートPPAは大きく分けて3種類あります。一つ目がオンサイトPPAです。発電事業者は企業の敷地内に発電設備を設置し、企業は電力を自家消費します。導入企業は通常10~20年の長期契約を結ぶことで、初期費用をかけずに再生可能エネルギーを導入できます。

二つ目は、発電設備を需要家の敷地外に設置するオフサイトPPAです。発電された電力は送配電線を通して需要家のもとに送られます。需要家にとっては発電設備の設置場所が不要になりますが、託送料金(小売電気事業者が送配電網を利用する際に支払う料金)がかかるためコストが割高になる可能性があります。三つ目は、オフサイトPPAで発電した電力を需要家自身では用いず、卸電力取引所に売却する場合で、バーチャルPPAと呼ばれます。

日本では、コーポレートPPAの大半は発電コストの低い太陽光によるものです。さらなる普及には用地の確保、対象の拡大、送配電網への接続などの課題があります。企業の競争力拡大のためにも、コーポレートPPA推進に向けたガイドラインの策定など、政策による後押しが求められています。

この解説は2025年1月時点の情報に基づいたものです。

牧之内 芽衣


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。