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- 【1分解説】食品ロスとは?
食品ロスとは、食べられるにもかかわらず廃棄される食品のことです。日本の食品ロス量は年間472万トン(2022年度)で、毎日、大型トラック(10トン車)約1,290台分、日本人一人当たりに換算するとお茶碗一杯分(約103g)の食品が捨てられています。
発生原因は、事業系が236万トンで、規格外品、返品、売れ残り、食べ残しなどが含まれます。家庭系も236万トンに上り、食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥きすぎ(過剰除去)などが挙げられます。
食品ロスが問題視される理由は多岐にわたります。まず、廃棄される食品の生産や輸送には、水、エネルギー、労力など多くの資源を消費していますが、それらが無駄になります。廃棄の際に燃やせば、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出します。また、焼却後の灰を埋める土地の問題もあります。
日本のカロリーベースの食料自給率は38%(2023年度)で、約6割を輸入に頼っています。その中で、多くの食料を廃棄していることも問題です。また、世界中で飢餓に苦しむ人がいる一方で、世界の食料支援量(2022年で年間480万トン)とほぼ同量の食品を廃棄しています。この事実も無視できません。
私たち一人ひとりが、買い物や料理、外食時など日常の各場面で、食品ロスを減らすための意識を持つことが求められています。
この解説は2024年9月時点の情報に基づいたものです。
加藤 大典
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

