武器になる経済指標 武器になる経済指標

AIバブル測定器としての機械受注

藤代 宏一

要旨
  • 日経平均株価は先行き12ヶ月72,000円程度で推移するだろう

  • USD/JPYは先行き12ヶ月155円程度で推移するだろう

  • 日銀は政策金利を10月に1.25%とした後、27年末までに2.0%とするだろう。

  • FEDはFF金利を、年内は3.75%で据え置くだろう。

  • 内閣府が発表した6月の機械受注統計(機種別統計)によると、半導体製造装置やデータセンター向けのサーバー等の受注動向を映じるとされる「電子計算機等」は前年比+53.0%と伸び率が一段と拡大した。伸びをけん引したのは外需であり、同+134.9%と驚異的な伸びを記録。筆者作成の季節調整値でみても前月比+5.2%、3ヶ月平均値で+9.7%と増勢は強い。

図表
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  • この系列は半導体市況の影響を受けやすい日経平均株価との連動性が認められているため、筆者はAIバブル測定器としてこの系列に注目し、定点観測を続けている。今回の結果は年初来の株価上昇を正当化するものであった。現在の株価上昇率がやや行き過ぎているようにもみえるが、方向感はしっかりと一致しており、その点において業績の裏付けを伴っていると言える。世界の半導体市況を映じる台湾の輸出受注が伸び率を高めていることなどから判断しても、株価動向に大きな違和感はない。もっとも、今後、株価との方向感が食い違ってきた際は警戒感を強めるべきであろう。

図表
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藤代 宏一


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一ライフ資産運用経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。