日本経済指標:来週の指標予測と今週の振り返り

~来週は「10-12月期GDP速報」、「貿易統計」等に注目~

経済調査部

要旨
  • 10-12月期GDP1次速報・実質GDP成長率を前期比年率+1.0%(前期比+0.2%)と予測する。3四半期連続のプラス成長が予想され、前年比でも2四半期連続でプラスとなる見込みである。景気は緩やかに持ち直していると言って良いだろう。ただし、10-12月期は表面上の数字よりも内容が良くないものになるとみられることには注意が必要だ。10-12月期の成長率を押し上げるのはもっぱら外需とみられるが、これは輸入の減少によるところが大きい。一方、内需は前期比でマイナスが見込まれ、精彩を欠く結果となるだろう。
  • 12月機械受注(船舶電力除く民需)は前月比▲1.1%の減少を予想する。11月、12月と急増した製造業で反動減が出やすいとみられ、全体でも3か月ぶりの減少に転じると見込む。仮にこの結果通りとなると、10-12月期の機械受注は3四半期ぶりの増加となる。先行きも企業の投資意欲は強く、均せば持ち直しが続くと見るものの、輸出や生産活動が冴えない中で機械受注も緩やかな伸びに留まるだろう。
  • 1月貿易収支を▲1,038億の赤字(季節調整値)と予想する。1月は為替相場が円安傾向にあったことから輸出、輸入ともに価格ベースでの押し上げが見込まれる。もっとも、物価変動の影響を除いた実質輸出(季節調整値)については停滞感が強い状況が続いており、12月の急増からの反動も加わり前月比で減少する可能性が高い。
  • 1月全国消費者物価指数(生鮮食品除く総合)は前年比+3.1%と、12月の+3.0%に続いて+3%台になることが予想される。外国パック旅行の前年比での押し上げ寄与がテクニカルに剥落する一方、食料品価格の上昇やガソリン・灯油補助金の縮小が押し上げ要因になるだろう。
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