日本経済指標:来週の予測と今週の振り返り

~カード支出から見た10月の実質消費は前月比減少~

経済調査部

要旨
  • 9月機械受注(船舶電力除く民需)は前月比+1.7%と、3か月連続の増加を予想する。製造業で先月までの減少からの反動増が出るとみるが、海外経済の減速による下押しを受け、均せば機械受注の持ち直しには一服がみられる。仮にこの数値が実現すれば、7-9月期は前期比▲0.6%となる。内閣府見通しを下回る低調な結果となる可能性が高い。
  • 10月貿易統計・貿易収支額を▲3,898億の赤字(季節調整値)と予想する。物価変動の影響を除いた実質輸出(季節調整値)は、5か月ぶりに前月比減少に転じる可能性が高い。米国や中国等の主要輸出相手国向けは景気減速や自動車需要の一巡によって伸び悩んでおり、10月も低調に推移したとみられる。
  • 10月全国消費者物価指数(生鮮食品除く総合)は前年比+2.3%と、9月の+2.4%から上昇率がやや鈍化するだろう。昨年10月に電気・ガス代補助金が半減され、上昇していたことの裏が出ることが押し下げ要因となる。一方、エネルギーを除いた日銀版コアについては、食料品価格の大幅上昇によって伸びを拡大させる可能性が高い。
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