米国 景気拡大持続も高い金利とコストがリスク(8月ISM非製造)  

 ~ISM非製造業景気指数は高金利、高コストのもと米景気の秩序だった減速を示す~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年8月のISM非製造業景気指数(総合、季節調整値)は、51.5(前月51.4)と前月比0.1%ポイント上昇し、市場予想の51.4(筆者予想51.8)を上回った。雇用、活動指数が低下したが、新規受注、入荷遅延の上昇によって、拡大・縮小の分岐点となる50を上回って上昇し、非製造業部門が前月とほぼ変わらないペースで拡大を続けたことが示された。
  • 非製造業景気指数の構成項目では、需要動向を示す活動指数、新規受注が比較的高い水準を維持しており、米景気の秩序だった減速を示唆している。調査対象企業の回答でも、多くの業界で緩やかな成長から中程度の成長が報告された。ただし、継続的な高コストと金利圧力が事業活動に悪影響を及ぼし、売上などの軟化を引き起こしていると頻繁に言及されており、FRBの高金利政策による景気悪化リスクが高まっていることが示唆された。

グラフなど詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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