米国7月鉱工業生産はハリケーン襲来、自動車の減産で縮小

~生産の緩やかな拡大モメンタム維持~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年7月の鉱工業生産は、ハリケーン「ベリル」の襲来や自動車の大幅減産を背景に、前月比▲0.6%(前月同+0.3%)と減少に転じ、市場予想中央値の同▲0.3%を下回った(24年2月-6月合計で0.3%下方修正)。FRBの試算によると、ハリケーン「ベリル」の襲来によって、鉱工業生産は0.3%p押し下げられた。
  • 7月の生産活動の落ち込みによって、3ヶ月移動平均・3ヶ月前対比年率でも製造業が+1.7%(前月+2.4%)、鉱工業全体で同+2.6%(前月+3.4%)とプラス幅を縮小し、生産の拡大モメンタムが弱まった。もっとも、ハリケーン襲来の影響は被害を免れた施設では一時的であるほか、自動車販売は7月に回復したことから、8月の製造業生産は、底堅い需要や在庫調整の進展を背景に拡大すると見込まれ、緩やかな拡大モメンタムは維持される公算が大きい。

グラフなど詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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