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- 【1分解説】ミーム株とは?
ミーム株とは、企業の業績や財務状況といったファンダメンタルズ(基礎的条件)とは無関係に、SNSやネット掲示板での話題性をきっかけに個人投資家の買いが集中し、株価が急騰する銘柄を指します。客観的な企業価値から大きく乖離して価格が形成されるため、短期間で利益が狙える一方、ブームが去ると急落しやすく、極めてボラティリティ(価格変動率)が高いことが特徴です。
語源である「ミーム(meme)」は、イギリスの進化生物学者リチャード・ドーキンスが著書『利己的な遺伝子』において提唱した概念で、文化的な情報が遺伝子のように複製・伝播していく様子を意味します。ネット空間で急速に拡散される画像や動画、言い回しなどの広まりは「ネットミーム」と呼ばれており、「ミーム株」という名称もこれに由来しています。このような同調行動が株式市場にも波及し、ネット上の話題性や熱狂を根拠に取引される銘柄がそう呼ばれるようになりました。
投資初心者が取引を検討する際、SNS等の盛り上がりに便乗して「話題だから」と安易に買う行動は、企業の成長性に期待する本来の「投資」とは異なり、不確実性が高い「投機」に該当します。価格変動リスクが極めて高い取引であることを十分に理解し、自身のリスク許容度に応じて慎重に判断することが求められます。
この解説は2026年5月時点の情報に基づいたものです。
山本 玲子
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一ライフ資産運用経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。