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- 【1分解説】ティッピングポイントとは?
ティッピングポイントは「転換点」や「臨界点」と訳され、不可逆的に変化するしきい値を指します。もともとは社会現象の急拡大などを説明する用語でしたが、近年は気候変動の文脈で使われることが多く、地球環境が元に戻らなくなるポイントを指す言葉として定着しました。
具体的な例として、グリーンランド氷床の崩壊やサンゴ礁の大量死滅などが挙げられることが多いです。地球全体が一気に臨界点を越えて暴走するわけではないため、ティッピングポイントは複数存在する可能性が高いほか、ティッピングポイントがいつ到来するか、あるいは、何がティッピングポイントに当たるかについては諸説あり、必ずしも科学的に一致した見解はありません。さらに、氷床融解のような変化は、起こり始めてからも数世紀単位で進行する場合があります。
したがって「○年以降は手遅れ」といった極端な表現には注意が必要です。危機感を持ちながら人類の主体性を信じ、気候変動を食い止める行動を続けることが重要です。
この解説は2026年1月時点の情報に基づいたものです。
牧之内 芽衣
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

