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- 【1分解説】NATOとは?
NATOは北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization)の略称で、1949年に設立された集団防衛組織です。加盟国は互いに防衛し合うことに合意しており、特に第5条では、一つの加盟国への攻撃を全加盟国への攻撃とみなすと定めています。
冷戦時代、NATOはソ連の脅威に対抗する役割を果たしてきました。近年では加盟国間の軍事費負担をめぐる議論が活発化しています。特に、アメリカのトランプ大統領は、他の加盟国の軍事費負担が不十分だと批判し、NATOの集団防衛の原則さえも疑問視するような発言をしています。
ウクライナは、ロシアの脅威から国を守るために加盟を強く希望しています。しかし、その実現は困難な状況にあります。ロシアとの戦争が継続中であることや、全加盟国の承認が必要ななかで米国などが慎重な姿勢を示していることが加盟実現の障害となっています。
2025年2月28日、トランプ大統領とゼレンスキー大統領のホワイトハウスでの会談が決裂し、NATOの結束と欧州の安全保障に影響を与える可能性が指摘されています。特に、ロシアの脅威に直面する一部の東欧諸国は、アメリカのNATOへの関与が不確実になることを懸念しています。また、欧州の多くの首脳らはゼレンスキー大統領を支持し、ウクライナへの支援や連帯を表明しています。

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この解説は2025年3月時点の情報に基づいたものです。
石附 賢実
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

