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2024.06.13
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【1分解説】グリーンスローモビリティ(グリスロ)とは?
加藤 大典
グリーンスローモビリティ(グリスロ)は、時速20km未満で公道を走ることができる電動車を活用した小さな移動サービスで、その車両も含めた総称です。
電動車であるため環境負荷が少なく、開放感があることから運転手や乗客、歩行者等の間のコミュニケーションが弾みます。ゆっくり走るため長距離移動や幹線道路には不向きですが、従来の公共交通でカバーできない地域や景色を楽しみたい観光地などの近距離移動に有用です。
松戸市では、高齢者の日常の買い物や通院等の「足」の確保のほか、高齢者が外出し社会参加することによる介護予防を目的に、車両は市が所有しますがドライバーはボランティアが担う等、地域住民の互助によりグリスロが運営されています。また日光市では、点在する観光資源を結ぶことによる観光客の回遊性や満足度向上等を目的に、バス事業者と市の共同で運行されています。なお永平寺町では、2023年5月に国内初の自動運転レベル4(特定条件下における完全自動運転)でのグリスロが始まりました。
少量輸送のため採算性が低く事業維持の工夫が必要な点が主な課題です。持続可能な導入に向け、関係者のアイデア出し・協働が期待されます。

この解説は2024年6月時点の情報に基づいたものです。
加藤 大典
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

