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2024.05.17
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【1分解説】サーバント・リーダーシップとは?
髙宮 咲妃
サーバント・リーダーシップとは、AT & T(アメリカ電話電信会社)マネジメント研究センター長を務めた経営思想家ロバート・K・グリーンリーフによって1970年に提唱された概念で、サーバント(奉仕)こそがリーダーシップの本質であり、リーダーはまずフォロワー(部下)に奉仕し、その能力を肯定しながらお互いの利益になる信頼関係を築いていくリーダーシップのことをいいます。
リーダーシップ研究は、リーダーがフォロワーに一方的な影響力を発揮し、フォロワーがそれに付き従うことで組織や集団は効果的に牽引されるという前提に立った議論が展開されてきました。しかし、企業のスキャンダルや経営の不法行為が増加したことを受け、前述の、いわゆる「支配型」のリーダーシップはフォロワーを惹きつけ、組織変革の駆動力となる一方で、権力の乱用やフォロワーへのパワーハラスメント等の問題を引き起こし得ることが明らかになりました。
そこで、より多様な視点からリーダーシップ研究がなされるようになり、そのなかでも、サーバント・リーダーシップは職場の心理的安全性や従業員エンゲージメントの実現において重要な要素となることが明らかになっている(Schaubroeck et al., 2011)ことから、関心が高まっているリーダーシップの一つです。

【参考文献】
Schaubroeck, J., Lam, S. S., & Peng, A. C. (2011) “Cognitionbased and affect-based trust as mediators of leader behavior influences on team performance”
この解説は2024年5月時点の情報に基づいたものです。
髙宮 咲妃
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

