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- 【1分解説】個人向け国債とは?
個人向け国債は政府が発行し、個人が購入しやすいように工夫された国債です。半年ごとの利子が支払われ満期に元本の返済を受けることができます。
ポイントは、
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変動金利型の「変動10年」と、発行時の利率が満期まで変わらない固定金利型「固定5年」「固定3年」の3タイプが毎月発行され、いずれも年率0.05%の最低金利が保証される
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購入は1万円から、中途換金も1万円から可能
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発行後1年経過から中途換金が可能だが、その場合「直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685」が差し引かれる
となります。
注目は「変動10年」です。半年ごとの10年固定利付国債の平均落札利回り(基準金利)を参考に適用利率(基準金利×0.66)が変動、毎回の受取利子が増減します。
日銀は2024年3月金融政策決定会合にてYCC(イールドカーブ・コントロール)を終了、短期金利の操作を主たる政策手段とする旨を決定しました。7月会合では月間の長期国債の買入れ予定額を減額していき、2026 年1~3月に3兆円程度とする計画を公表しました(2024年7月現在5.7兆円程度)。これで長期金利はこれまでに比べ変動しやすくなると思われます。
「変動10年」の第173回債(2024年9月17日発行)の初回利率は0.61%です。仮に金利上昇局面となれば定期預金との比較で魅力的な商品性の資産となります。
今後の金利動向が注目されます。
この解説は2023年9月に公表した後、2024年9月時点の情報に基づき改訂したものです。
平岡 一弘
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。