- HOME
- レポート一覧
- ビジネス環境レポート
- 【1分解説】フードマイレージとは?
フードマイレージとは、食べ物を表す「フード」と、輸送距離を意味する「マイレージ」をかけあわせた言葉で、食料輸送距離を意味します。食料の輸送量(トン)に輸送距離(キロメートル)を乗じて算出され、単位はトン・キロメートルで表されます。この数値が大きいほど、食料の輸送による二酸化炭素の排出が地球環境に及ぼす負荷が大きいことになります。
フードマイレージはシンプルで分かりやすいというメリットがある反面、輸送量と輸送距離のみで測られるため、輸送手段や、生産・消費・廃棄段階での環境負荷は全く考慮されていないことに留意する必要があります。
わが国のカロリーベースの食料自給率は4割弱です。周囲を海に囲まれ、食料自給率の低いわが国では、食料輸入による環境負荷は諸外国に比べて大きくなっているのが現状です。フードマイレージは、生産地にできるだけ近い場所で消費することで環境負荷を軽減しようとする市民運動をきっかけに、英国で広まりました。農林水産省の調査では、食品購入時に優先するものとして「産地」を挙げた消費者は僅かです。ちょっとした買い物の際でも「地産地消」を意識し、環境負荷の軽減に貢献しようとする心掛けが大切です。
この解説は2023年5月時点の情報に基づいたものです。
摩尼 貴晴
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

