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- 【1分解説】COPとは?
「COP」とは「締約国会議(Conference of the Parties)」の略称で、国際的な条約の加盟国が物事を決定するための機関です。最も多く耳にするのは気候変動枠組条約(Framework Convention on Climate Change、FCCC)のCOPで、「COP-FCCC」と表記されることもあります。2024年11月にはアゼルバイジャンのバクーで気候変動枠組条約のCOP29が開催されました。当初日程を延長して議論が行われた結果、2035年までに少なくとも年間3,000億ドルという途上国への気候変動対策資金の目標額「新規合同数値目標(NCQG)」が決定されました。200カ国ほどの参加国をまとめ、気候変動対策のための合意に導くことは困難になりつつあり、排出削減に向けた具体策などでは目立った成果はありませんでした。次回のCOP30は2025年11月に、ブラジルのベレンでの開催が予定されています。
その他、砂漠化対処条約のCOP(COP-CCD)や生物多様性条約のCOP(COP-CBD)などがあります。生物多様性のCOP15は、2024年10月21日から11月1日にわたってコロンビアのカリで開催されました。気候変動と異なり、生物多様性への対応においては温室効果ガス排出量のような目標の数値化が難しいなどの課題はあるものの、生物多様性・自然資本に関する情報開示枠組を提供する民間のイニシアチブとして自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が立ち上げられるなど、世界的に注目度が高まっています。
この解説は2023年1月に公表した後、2025年5月時点の情報に基づき改訂したものです。
牧之内 芽衣
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。

