マーケット見通し『向こう1年間の市場予想』(2021年4月号)

向こう1年間の市場予想イメージとレンジ

向こう1年間の市場予想イメージとレンジ
向こう1年間の市場予想イメージとレンジ

予想コメント

株式

国内株式は、国内外の新型コロナウイルスの感染動向や、緊急事態宣言の景気への影響をにらみながらも、ワクチン普及後は景気回復にも弾みがつくとの期待に支えられ、底堅い展開が続こう。ただし、世界的な金利の上昇に弾みがつく場合は不安定化するリスクも。

金利

日本経済は、20年春の緊急事態宣言解除を機に底打ちしたと判断されるが、感染沈静化に時間がかかるなか、回復も緩やか。米金利の上昇につられて幾分上昇余地はあるものの、日銀は現状の超緩和的な政策を継続する見込みで、金利は低水準での推移が続こう。

為替市場では、主要中央銀行の超金融緩和姿勢は長期化すると見込まれ、ドル・円・ユーロの力関係に大きな変化は出にくく、横ばい圏での推移が予想される。ワクチンが普及し、安全性や有効性などに対する信頼が高まれば、相対的に内需が強い米ドルの上昇傾向が目立ってこよう。

(注) 記載された内容は、第一生命ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。
   レンジについては、前月号から変更した値に下線を引いております。(上方修正:↑ 下方修正:↓)


本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一生命経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。見通しは予告なく変更されることがあります。また、記載された内容は、第一生命保険ないしはその関連会社の投資方針と常に整合的であるとは限りません。