米国 9月のISM製造業は需要鈍化とインフレ低下を示唆

~先行き不透明感による投資抑制を受け、製造業部門の調整持続~

桂畑 誠治

要旨
  • 24年9月のISM製造業景気指数(季節調整値)は、47.2(前月47.2)と前月と同水準となり、市場予想中央値の47.5(筆者予想48.6)を下回った。生産、新規受注が上昇したものの、在庫、雇用の低下によって、米製造業部門の調整の程度が変化しなかったことが示された。ISM製造業景気指数は50を下回り続け、製造業部門の停滞を示しているが、米国が景気後退に陥った時期の水準を依然上回っており、米景気全体の悪化を示していない。
  • 今後の製造業部門の活動は、FRBが9月に大幅な利下げを実施したものの、11月の米大統領・議会選挙の不透明感を背景に11月にかけて調整を続けると予想される。しかし、米大統領選挙後の12月以降、米政策に対する不透明感の緩和や、FRBの利下げ継続期待の高まりを背景にとした設備投資や在庫投資の増加ペース加速などを受け、米製造業の活動は活発化する公算が大きい。

グラフなど詳細につきましては本文をご覧ください。

桂畑 誠治


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桂畑 誠治

かつらはた せいじ

経済調査部 主任エコノミスト
担当: 米国経済

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