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- 【1分解説】のれんの減損とは?
のれんの減損とは、会社の買収などの際に計上した無形資産(のれん)の価値が下落したため、損失を計上してのれんの簿価を下げることです。
会社が別の会社を買収する場合、一般に被買収会社の純資産より高い価格で買収します。買収に要した金額のうち、被買収会社の純資産を上回る部分は、被買収会社の持つ人的資源、取引関係、ブランド価値などを反映したものとして、「のれん」の名称で無形固定資産に計上されます。
のれんは買収後の被買収事業の利益により回収されることが見込まれており、日本会計基準では一定期間で償却されますが、利益が少なく、のれんの価値が過大なことが明らかになった場合には、利益見込みに基づき再測定したのれんの価値まで簿価を引き下げます。この引き下げ額はのれんの減損による損失として損益計上されます。のれんの減損の発生は、一般的には買収などが見込み通りの成果を挙げなかったことを意味します。
国際会計基準(IFRS)や米国会計基準ではのれんは定額償却をせず、減損のみを行うこととされています。のれんの減損は会計操作に用いられる危険がある一方、ベンチャー企業の買収などでは買収直後にのれんを一括償却するほうが実態に合うとの意見もあり、日本会計基準でののれんの扱いについては今後も議論が続くと思われます。
この解説は2026年10月時点の情報に基づいたものです。
重原 正明
本資料は情報提供を目的として作成されたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。作成時点で、第一ライフ資産運用経済研究所が信ずるに足ると判断した情報に基づき作成していますが、その正確性、完全性に対する責任は負いません。